お取り組みの背景
まとまった人数を、飲食店さんに送客する仕組みを構築したかった
DX推進部長 大谷 光弘様- 今回のお取り組みの背景には、どのような狙いがあるのでしょうか。
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大谷光弘様(以下、敬称略):今回CORIN社にシステム開発を依頼した「EAT&COUPON 友好企業様向けコミュニティシステム」は、弊社とさまざまな形でお付き合いがある友好企業の社員の方々を、弊社独自のクーポンやキャンペーンを弊社の商品を提供している飲食店さんに送客することを目的としています。約500社の友好企業様と飲食店さん、どちらにもメリットがある仕組みなのですが、弊社としては飲食店さんに寄り添った施策として企画しました。
飲食店様にとっての酒類メーカーの役割には、単にアルコール飲料の商品を開発、販売するだけでなく、経営の相談に乗ったり、メニューの相談に乗ったりと、幅広い営業活動が求められます。加えて、多くのお客さんを飲食店様に送客できることは、営業活動にとっては、非常に強力な武器になります。
しかし、まとまったお客さんを飲食店さんに送客すること、そしてそれを仕組み化するのは難しいことでした。以前は弊社の現場のセールスや窓口が、弊社の商品を卸している飲食店さんをご紹介することが主流でしたが、あくまでも散発的なもので、安定的に送客できる仕組みとは言えません。
そこで友好企業様向けの専用サイトで飲食店さんの魅力をお伝えし、専用クーポンなどで、友好企業様の社員を誘因することにより、飲食店さんと弊社の関係値を深めることが、本施策の狙いになります。
また、飲食店を紹介に関する現場のセールスや窓口への問い合わせをシステムに置き換えることも、狙いのひとつでした。